日記帳

大学生の日記帳

1年半くらい大学で化学を学んだ現時点での化学の感想

こんにちは(?)

大学入って3学期分が経過して、大体の大学化学の様相がつかめたようなきがするので

とりあえずまとめておきます。

高校では理論化学・無機化学有機化学の3つのパートに分けられていますが、

大学ではもうちょっと細かく深くなります。

 

物理化学

物理化学は高校の理論化学の延長です。

量子化学・(化学)熱力学・反応速度論の3つからなりたつ学問です。

量子化学は大学に入ってからしか勉強しないんすね。(それはそう)

化学対して定量的な見方を授けるのが物理化学の得意なことです。

数式ばっかりで理解には数学力がないとかなり詰まります。

偏微分とかね...

 

分析化学

有機化学者がてきとーに薬品をまぜまぜして

なんかできたわ!wってやるのはよいのですが

その何かは結局何なのか。

要するに化合物や系に対して数値的なあるいは構造的な情報を与えるのが分析化学のしごとです。

分析化学は高校の理論化学の中にしれっとちょっとだけいます。

溶液のpHを求めるとか酸・塩基中和計算のあたりです。

高校では影がうすいです。

(そりゃ溶液の濃度分かっても楽しくはないよね)

ただし分析化学のうちでそういう高校の計算パートはごく一部です。

分析化学は古典分析と機器分析に分かれてます。

古典分析が高校でやった、滴定で濃度を求める、とか電池を使って溶液の濃度を

求めるとか、そういうやつです。これは計算ばっかり。

(僕は分析化学1は死にかけながら取りました。落とした人も結構いる?)

機器分析は機械を使って化学分析をするやつです。

クロマトグラフィー、NMR、吸光、ラマン、電気泳動とか

そういう装置の仕組みとかを学ぶやつです。

(研究室の先輩がデータの読み方さえ慣れれば仕組みとかは知らんくっても問題ない

っていってました。僕も正直そうだろうなぁって思います。計算するのは機械がやるし。)

 

無機化学

高校では暗記ゲーでクソ面白くなかった分野(個人差有)

ですが大学ではそれなりに面白い気がします。

ただ、僕が学んで来た無機化学が大学の無機化学の面白いとこをやっただけっていう可能性は否めないです。

無機の教科書の扱ってないとこはぱっと見 こういう性質あるから

知っといてねっていうtopicに見えるし・・・

無機化学1では量子論の触り・原子・分子の構造・結合・HSAB則

をやります。これなんで1年の春にやんないの???

あとHSABっててきとーに名前つけすぎじゃないですかね

無機化学2では錯体化学をやります。結晶場理論とか。

 

生化学

みんな苦しんでいる(直球)

生命の化学なんですが生命現象むずかしくね?

アミノ酸を覚えるとか、ATGCの構造と結合を覚えるとかそういう

苦しい暗記パートがあります。つらい。

ところがどっこい生化学2はそこそこおもしろいtopicがあったりなかったりします。

生化学3,4,5は頼むぞ・・・

生化学は高校でいえば有機化学の最後の方にいます。

2次構造とか、酵素の性質とか。

 

有機化学

おまたせ♡

高校の有機化学は楽しかったっていう人もいるとは思いますが

(僕はそれほど高校時代楽しみを感じてません)

大学の化学ではそうではありません。

これとこれを混ぜるとこれができます。

反応機構はこれです。

覚えて、どうぞ

っての繰り返しです。

定量的な議論をする場面はほとんどありません。

有機化学3では数式を一切書いた覚えがありません。

ひたすら定性的な説明が続きます。

正直現状では そうなんだ!すごいね!よかったね!

という感想しか沸いてきません。

大学入試のパズル要素はほとんどありません。

あと教科書がでかくて重いです。

 

まぁこんなもん。